聖徳太子 赤沢瀉 奉納鎧

《五分の一》
YR-7901/雄山作

国宝・重文模写本仕立奉納鎧

五分の一 聖徳太子 赤沢瀉 奉納鎧
(幅60×奥行40cm)

この鎧は、天保十三年(一四八二)に刊行された『法隆寺宝物図鑑』に「御鎧 皇太子御幼稚ノ時御手遊」と記され、古くは聖徳太子の玩具鎧として伝えられていた事が知られる。鎧に表現された沢瀉とは、水辺に生える植物のことで、その強靭な生命力から繁栄を示す吉祥文様として、現代でも家紋などに使用されている。また、独特な葉の形が矢尻にも楯にも見えることから「勝草」と呼ばれ、攻めても守っても良しと武将達に好まれた。